こんにちは、ハートスイッチ倉敷校の生徒Aです。
4月19日に福山同友会さんの協力で福山の3社の企業を見学させていただきました。
見学前は分からないことも多く不安や緊張が強かったですが、見学の案内を担当してくれた皆さんはとても親切で、そのおかげで私も聞きたいことなどを安心して聞けた他、有意義に見学が出来ました。
私が見学で感じた3社の職場の雰囲気なども紹介させていただきます。
まず1社目に、イシケンふとん工房様では主に業務や商品の説明、工場の見学などをさせていただきました。
そこで印象に残ったのは、大量生産せずにより良い商品を作ることに特化した製造方法です。移動する車中で受注生産で商品を作っていると伺っていましたが、その製造方法はお客様の要望に応えた商品を作るために、この製造方法を選ばれたと聞いて人の役に立つものを作ろうと努力しているのだなと感じました。商品の一例として、アトピーの人向けのほこりが出ない布団や、発達障がい児のための眠りやすい寝袋の試作品も見せていただき、様々な人に向けた多様な機能が考えられているんだなと感心しました。その他にも広島カープグッズや山岳用寝袋のシュラフなども作っていると知り、多様なニーズにも対応しているんだなと思いました。
また、業務の説明の際にはどのように仕事が進められているのかを社長さんが直接教えてくれたので分かりやすく職場の雰囲気もよさそうだと感じました。
次に大下木型製作所様では工場の機械の作動の様子、木型の見学、PC上の設計図の見学などをさせていただきました。
鋳型を作るための模型である木型を主に作っているそうですが、型を作るといってもその用途や使用回数によって発泡スチロールや木など、その材質も違ってくることを知って勉強になりました。
また、仕事の様子を聞いた際にお客様から注文されたデザインやアイデアを設計図にするために自分たちでも考えていく必要がある場合もあるという話を聞いて、そういった能力も求められるんだなと驚きました。
発売前の商品のため、写真撮影はNGでしたが、手のひらサイズから巨大なものまであり、多様な業種から様々な形、幅広い大きさの物を作るための木型が作られていることを知り、これは人々の営みに欠かせない仕事なんだなと感心しました。
次にメタルワーク福山様では主に、人や機械による作業の見学、会社の取り組みなどの説明を聞かせていただきました。
一番印象に残ったことは、まず従業員同士が作業を教えたりするなど支え合って作業をしている姿です。人から人へ直接仕事や技術を伝えていくというのは大切なことだと思いました。
社長さんは、自分たちの作っている物が世の中で役に立つことに対してのやりがいがモチベーションにつながると話されていました。その話を聞いて、その考えは長く続けられる仕事を探す上で重要になりそうだと考えました。そしてその一例として、パラリンピック福山の聖火トーチを見せていただき、身近なところで大きな仕事が成し遂げられていたんだなと驚きました。
また、障がいのある人も安心して仕事が出来るようにするための取り組みがされていたり、体調を崩した人が職場復帰できるように長期間の休職を認める場合もあるといった会社としての取り組みも行われていると聞いて、社員のことを大切に考えている会社なんだなと感じました。
今回の見学で様々な仕事を見せていただき、仕事がどのようなものかの実感がわいてきた気がしました。
今回の経験をもとにこれまで以上に自分に合った仕事がどのようなものかを考えていきたいと思いました。
今回の見学で協力してくださった皆さんに感謝します。
イシケンふとん工房:アレルギー寝具専用・通販|イシケン (ishiken-futon.com)
大下木型製作所:おおしたのほーむぺーじ (tiki.ne.jp)
メタルワーク福山:HOME – 有限会社メタルワーク福山 (metalwork-f.co.jp)