遂に、夏の甲子園大会の中止が発表されました。
ここにきて、新型コロナウイルスの新たな感染者数も減少しつつあるとはいえ、
まだまだ油断できないことを考えると、仕方ないのかもしれません。
スタッフIとしては、高校球児の皆さんには、この悔しさ、やるせなさを糧に、進んでいただきたいと願うばかりです。
本日は新プログラムのうち、「小集団プログラム」についてご紹介します。
上の図の通り、「小集団プログラム」は週に2回、実施します。
小集団は【 】内で、「疾患別」としていますが、必ずしも、疾患別(精神、発達、知的、高次脳、身体)にグループを分けて実施するプログラムではありません。
あくまでも、個々の利用者の「働く上での課題」に応じてアプローチし、課題をクリア、もしくは軽減することで、「働きたい」「働き続けたい」を支援するものです。
ただ、この「働く上での課題」が、特性や疾患によって起こることもあります。
その結果、同じ疾患を持つ方が同じグループになり、同じような課題に取り組むこともあります。
ちなみに現在、3つのグループ(A、B、C)に分かれ、各グループの人数は4名~6名、同じグループの方が抱えやすい悩みや感じている課題をもとに、
各グループはスタッフ2名体制(作業療法士+1名)で実施しています。
では実際、どんなことをやっているかと言いますと。。。
☆1か月の具体的な目標(働く上で課題となりそう&まず克服したいこと)を立てて、チェックシートを作って達成度を分かりやすく把握する(グループA)
☆仕事への集中力を高め、ストレスを緩和するマインドフルネスの練習(グループA)
☆お金の管理が苦手な方に、入ってくるお金と1か月の食費、趣味などに使うお金などを書きだしてもらい、食費や趣味に使う1日の目標金額を決めて、紙に書いて毎日チェックする(グループB)
☆カッターや定規などの正しい使い方をこれまで練習したことがなく、うまく使えない方に繰り返し、動作一つ一つを確認しながら練習(グループB)
☆就労ピラミッドの項目を参考に、「働くために何が必要か」をグループで話し合って、自分たちなりの就労ピラミッドを考える(グループC)
☆自分の特性について、インターネットで調べたり、状態によって自分の行動や気持ちにどんな特徴が出て来るかを書いて整理してみる(グループC)
などなど、各グループメンバーの課題に沿って、小集団で濃く丁寧な時間を過ごしています。
もちろん、今は小集団プログラム中でも、ソーシャルディスタンスを取るようにしていますが。
これからも、働く上で抱えがちな悩み、課題の一つ一つに丁寧に向き合い、
利用者の方の働くための、働き続けるための「チカラ」をアップしていきたいと思います。
ハートスイッチ岡山校 スタッフI
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