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【ハートスイッチ倉敷校】卒業します

こんにちは、ハートスイッチ倉敷校のAです。

災害級の暑さと言われる今日この頃ですが、皆さんはどうお過ごしでしょうか。

私は昔から多汗症に悩まされており、夏は生活に支障をきたすレベルで汗をかいてしまいます。

全身汗だくで不快なのはもちろん、電車の涼しい車内でも汗が止まらない私は、周りから珍奇な眼差しを向けられるので、それも傷つきます。

 

 

 

本題に移りますが、このたび私は「就職」することになったため、ハートスイッチ倉敷校を卒業します(ただしトライアル採用のため、正式な卒業ではなく、もう少し生徒として在籍することになりますが)。昨年、2022年の8月からの利用のため、ちょうど一年の利用でした。

 

私がハートスイッチに通うことになったきっかけは、正直なところ、親から圧力をかけられたということが大きいです。

私は大学卒業後、公務員として働いていました。しかしすぐに精神を病んでしまい、長い休職を挟んだのちに退職することになってしまいました。

退職後は精神を療養…といきたいところですが、親からはすぐに就職活動を始めなさい、でなければ家から出ていきなさいとプレッシャーをかけられました。生きる気力もない中、半ば無理やり就職活動をはじめ、ハローワークや就職エージェントを利用し、一人で就職活動をしていました。

しかし、思っていた以上に就職活動は難航しました。私は事務職を希望していたのですが、コロナで求人が減っていることや、私の職務経験や資格が乏しいことなど理由は様々でした。なかには、ハローワークの窓口でとある障がい者採用の求人に連絡をしたら、身体障がい者の方を想定していたようで、精神障がい者の方はちょっと…といった出来事もありました。

 

そうして受けては落ち、受けては落ちを繰り返していると、親から「受からないのは、あなたの能力や根性(ストレス耐性や継続して勤務する力のこと)に不安を持たれているからだ。それに、働きたくないという気持ちが履歴書に無意識に表れていて、人事の人に見透かされているのかもしれない。就労移行支援事業所に行って訓練を受けなさい。でなければ家から出ていきなさいと言われました。就労移行支援事業所というのがどういうものか詳しく知らず、抵抗のあった私は渋りましたが、親の圧力に抗えず、県内の就労移行支援事業所を探し、連絡しました。それがハートスイッチ倉敷校でした。退職から約9カ月のことです。

 

私は人の声や目線、生活音に敏感なため、通う前は多くの人と一緒に訓練を受けることが不安でした。しかし実際に通い始めると、思っていたより静かだったり、スタッフの人たちが親身になって接してくれたりしたため、すぐに順応することができました。

また、たまに美観地区へ散歩に行ったり、農園に行って農作業実習をするのも、気分転換になって楽しかったです。

集合写真

ブルーベリー畑での作業後の写真(中腰になっているのが私)

ハートスイッチに通い始めてから、私はすぐに就職活動を始めたのですが、やはりなかなか上手くいきませんでした。この企業いいな、と思って応募しても落とされるのを繰り返すと、やはりメンタルが落ち込みます。しかし、そんなときでもスタッフさんが面談などで相談に乗ってくれたため、かなり助かりました。一人で就職活動をしていた際は、長い時間を割いて話を聞いてくれるような人がおらず、孤独だったことを考えるとまったく違います。

 

最終的に決まった職場は、事務職ではありましたが、正直なところ私が希望していた一般事務や人事、経理補助といった業務とは違いました。しかし、まずは実際に業務に取り組み、やれるところまでやってみようという気持ちになれています。ここまで支え、応援してくれたハートスイッチ倉敷校に感謝します。スタッフや利用者の皆さん、体調に気を付けながらこれからも頑張ってください。

 

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