好きな木工の仕事がしたい。
年齢・性別:10代/男性
利用事業所:東岡山校
障害名:知的障害
利用のきっかけ
特別支援学校在学中に先生から就労移行支援への紹介がありました。
家族と見学し、卒業式後から東岡山校へ体験に通い
徐々に慣らしながら4月からの利用の準備を行いました。
ハートスイッチでの訓練
緊張すると言葉がスムーズに出ないことで、報・連・相の時に困っていました。
そのためよく使う言葉を、訓練中に繰り返すことで言葉を出すことに慣れるようにしました。
ハートスイッチに通うために自転車に乗ってみたり、バスに乗ってみたり。
そのバスがコロナ感染予防対策で減便になったことや、雨の日に時間通りバスが来なかったことで不安もありましたが、順応できるようになりました。
作業訓練では、広い駐車場で木工作業も行い、ハケを使った塗装や電動ドライバーを使ったネジ打ちなども行いました。
頑張って続けたトライアル雇用とジョブコーチ支援
求人募集先に木材加工の職場があり、3ヶ月のトライアル雇用をしました。
作業の速さや正確性を求められ気持ちが沈むことがありましたが、頑張りを認めてもらえ正規雇用をしてもらうことができました。
正規雇用につながったのは、トライアル雇用期間があることで課題を解決する時間があったことや職場の方々に理解をしてもらえたこと、支援者と面談もしながら職場や仕事へ慣れる方法を見つけられたことが良かったからだと思います。
さらに、障害者職業センターのジョブコーチ支援を受けることで、作業のやり方を見直す機会も持つことができました。この点もよかったと思います。
「特別支援学校を卒業後、同級生はみんなすぐに働きだしたことで、出遅れた気持ちになりました。今はみんなと同じように働いていることが嬉しい」と話してくれました。