疾病別障害別サポート事例

『働きたい』気持ちで掴んだ合格

年齢・性別:20代/男性
利用事業所:岡山校
障害名:知的障害・自閉スペクトラム症

利用のきっかけ

普通校卒業後も就職先が見つからず、日中自宅にいる時間が多くなったことで、ゲームをする時間が増え、ゲーム依存の疑いで病院を受診されました。病院ではゲーム依存ではないと診断。病院のケースワーカーにハートスイッチをすすめられ、見学・体験を経て利用に至りました。

就職活動に対し自信を失われていたので、経験を増やし、成功体験を積み重ねて自信をつけていただきながら、一般就労を目指すことになりました。

ハートスイッチでの訓練

ピッキング・封入・パソコン入力・ペットボトル陳列等の他に、企業実習に向けた訓練や、興味のある<清掃>の仕事を想定し清掃訓練に取り組まれました。

配送会社で荷物の仕分け、スーパーで商品の品出し、結婚式場の会場設営等の「企業見学」、箱折りや野菜の袋詰め等の「企業実習」や、メモの取り方、報告・連絡・相談の仕方等の「ビジネスマナー」、求人票の見方、履歴書作成等の「就労準備」の座学にも取り組まれました。

Mさんの変化

<清掃>の企業実習では、ベッドメイクや部屋清掃に挑戦されました。
ベッドメイクでシーツを綺麗に整えることが難しかったものの、数週間実習に取り組まれたことで、部屋清掃は見落としを少なくする等、より綺麗にすることができるようになりました。
実習中は企業担当者から、Mさんの想像以上の速いペースが求められることもありましたが、徐々に普段の訓練でも作業スピードと時間を意識することができるようになりました。

指摘されると「責められている」と感じ、「〇〇さんから言われた(ので自分のせいではない)」と、ついつい思ったことを返答されることがありました。
そのため、Mさんとスタッフで社会人に必要な振る舞いを確認し、目標を立てました。日々目標を達成するごとにシールを貼り、ご本人の好きなゲーム感覚で必要な振る舞いを身に付けていかれました。

頑張って手に入れた清掃の仕事

<インターネットカフェの清掃>の仕事を求人サイトで見つけ、障害者雇用の受け入れをしていただけないかスタッフが問い合わせをしました。
職場見学・実習・採用までが約一か月でした。実習では企業側が作業マニュアル、一日の業務予定をご提示下さりました。Mさんは時間を意識されながら、徐々にマニュアルを見なくてもできるようになりました。
実習中に、掃除ができてなかった箇所を指摘された際には「お客さんが使っていて掃除できなかった」と返答しそうになりましたが、その言葉を飲み込んで「分かりました。」と言うことができました。
五日間の実習を経て、体力的にも精神的にも疲れはなく、『働けそう、働きたい』気持ちを確認されました。最終面接を合格され、無事に採用となりました。

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