WORKストーリー

OG・OB Interview
卒業生インタビュー

理解と配慮がある職場で、焦らず自分らしく輝ける仕事

●プロフィール

お名前:O様
年齢・性別:40代/男性
利用事業所:ハートスイッチ東岡山校
障害名:適応障害、軽度知的障害
就職先:株式会社オースターフーズ瀬戸内工場
業務内容:品質管理検査作業、工場内清掃

入社当初、困ったことはありましたか?

いろいろなところで仕事をしてきましたが、初めて女性が多い職場だったので、慣れるのに時間がかかりましたけれど、今は大丈夫です。

また、仕事内容も初めてのことばかりだったので、手順を覚えるのが大変でした。

でも、入社したときにハートスイッチの支援者がついてくれて写真入りの手順書を作ってくれたので、それを見たら覚えることができました

この会社に入社して、よかったと思うのはどんなところでしょう?

会社の商品である食品の「菌検査」という仕事内容がおもしろくて、自分に合っているところです。

学生時代に使ったことのある器具(プレパラートなど)があって、なじみやすいと感じました。

あとは、上司に恵まれたと思っています。

僕の様子を見ながら仕事量を少しずつ増やしてもらっているので、パニックにならずに出来る作業を増やすことができています。

また、「制服の汚れが気になる。もっときれいに洗濯しておいで」などはっきり指摘してもらっているのもありがたいです。

ハートスイッチに通ってから就職して、よかったことは何でしょう?

もともとは少し人見知りの性格なのですが、ハートスイッチで挨拶の大切さを教えてもらったので、入社してからもとにかく挨拶はちゃんとしようと思いました。

挨拶をしていたら、ほかの人から話しかけてもらえるようになりました。

あとは、ピッキングや郵便仕分けの訓練や企業での実習のなかで「段取りを考えて作業をする」ことを身につけられていたので、それは毎日の仕事に生きています。

これからの目標を教えてください

収入を増やすために勤務時間も増やしたいと考えていますが、今はまだ体力が十分ではなくて…。

ですので、今は体力をつけるためにトレーニングを続けています。それから、もっとたくさんの仕事を覚えていきたいとも思っています。

Company Interview
企業様インタビュー

就職先:株式会社オースターフーズ 瀬戸内工場
お名前:品質管理課 課長 久山 裕治様

雇用に際しての受入態勢や準備されたことについて教えてください

実は当社には、以前、障害者の方を雇用してうまくいかなかった経験がありました。

「今度こそ」という気持ちが強かったので、ハローワークからもらった障害者雇用に関する冊子はとにかく読み込みましたね。

新しい発見だらけでしたよ。そのうえで、何をしてもらうのか業務の取捨選択はしっかりやっていきました。

あとは、支援者がついている方がいいだろうと考えていたので、ハートスイッチからのご紹介だったのはよかったですね。

会社にとっても「頼れるところがある」のは、とてもありがたいことです。

実際に採用されてから、どのような配慮をされていますか

Oさんには実習に来てもらっていたので、そのなかで「障害受容ができているかどうか」「できることとできないことが、自分ではっきりしているかどうか」は見させてもらっていました。

そのうえで、現在の業務がOさんに向いていたのがよかったですね。

私はOさんのことを「テンパったときにうまくいかないタイプ」だと思っているので、特に入社間もないころは「急いで」ということは絶対に言わないようにしていました。

あとは、私の不在時でも作業が滞らないように、すきま時間でもできる作業について「指示書」を作成しました。

これがあるので、「〇分ならこの仕事」という判断を自分でできるようになっています。

ご本人の仕事ぶりと今後の課題について教えてください

入社当初に予定していた業務は問題なくこなせるようになっています。

この部署での仕事は日によって業務量に差があるので早く終わってしまうこともあるのですが、そんなときも自分である程度判断して、ほかの作業をすることもできるようになりました。

今後の課題は、本人も自覚している「働くための体力増強」です。

今後、現場への異動も可能性としてはありますし、働く時間を延長するためにも必ず必要なことですからね。

こんな「働きづらさ」感じていませんか?
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